WordPressを同じURLに再インストールする最も簡単な方法

WordPress個別サポート

WordPressの学習中やテスト用のサイトをリセットするときなど、さまざまな事情でWordPressを再インストールしてコンテンツ(投稿や固定ページ)を空の状態に戻したくなることがあります。

この記事では設定ファイルを編集する方法を紹介していますが、プラグインを使ってWordPressデータベースをリセットして初期状態に戻す方法もあります。以下のページも参考にしてください。
WordPressサイトに追加したテストデータを削除するには

WordPressのインストールというと面倒なイメージがあったり、別のフォルダにインストールしてURLが変わってしまうイメージがあるので、気が進まない方もいるかもしれません。

そのような方のために、元のサイトと同じURLに一瞬でWordPressを再インストールする方法を紹介します。

それは、設定ファイルwp-config.phpのテーブルの接頭辞($table_prefix)を変更する方法です。

デフォルトで「wp_」になっている部分を好きな文字列「wp130528_」などに変更すれば、設定完了です。

//$table_prefix  = 'wp_';
$table_prefix  = 'wp130528_';
「//」は、その行をコメント(実行されない)にしたという意味です。元の$table_prefixをコメントにしておくのは、いつでも元のサイトに一瞬で戻せるようにするためです。

変更後、元のWordPressサイトのトップページにアクセスすると、おなじみのWordPressのインストール画面が開きます。

WordPressのインストール画面
WordPressのインストール画面

新たなWebサイトの名前などを入力して「WordPressをインストール」ボタンをクリックすると、新しいWebサイトのダッシュボードが開きます。

新たなWordPressサイトのダッシュボード
新たなWordPressサイトのダッシュボード

これで新たなWordPressサイトのインストール(コンテンツのリセット)は完了です。

※元のサイトのプラグインやテーマはインストール済みで有効化されていない状態になっています。必要に応じて有効化すれば使用可能になります。

元のサイトのデータはデータベースに残っています。つまり、いつでも一瞬で元のサイトに戻すことができます。

元のサイトに戻すには、wp-config.phpで、$table_prefixを元の値に戻すだけです。このときに、元の設定を「//」でコメントにしておく手法が役立ちます。

$table_prefix  = 'wp_';
//$table_prefix  = 'wp130528_';
テーブル接頭辞を戻せば元のサイトに戻れる
テーブル接頭辞を戻せば元のサイトに戻れる

WordPressトラブル