画像の複数エリアをクリックできる「イメージマップ」の作り方

WordPress個別サポート

日本地図から個々の都道府県をクリックするなど、1枚の画像に複数のリンク先を設定したい場合、イメージマップを作成するのが一般的です。手作業では面倒ですが、HTML Imagemap Generatorを使うと、簡単に作成することができます。

イメージマップの作成

イメージマップを作成するためHTML Imagemap Generatorを開きます。

HTML Imagemap Generator
HTML Imagemap Generator

「ここに画像をドラッグしてください」に画像をドラッグアンドドロップします。ここでは次のような1枚の画像を使います。

イメージマップを作成する画像をドロップ
イメージマップを作成する画像をドロップ

右上のツールバー(1)から四角形・円・多角形を選んで画像上を範囲選択(2)すると、クリック可能な領域が作成されます。作成されたコード(HTML)は画面右側(3)に表示されます。ここでは1枚のトランプをクリック可能にしました。

クリック可能な領域を追加
クリック可能な領域を追加

同じように他の領域も作成します。ここでは3枚のトランプそれぞれをクリックできるように3つの領域を作成しました。

3つのクリック可能な領域を作成
3つのクリック可能な領域を作成

画面右側からHTMLをコピーします。

イメージマップのHTMLをコピー
イメージマップのHTMLをコピー

WordPressのダッシュボードを開き、任意の投稿または固定ページにコピーペーストします。ブロックエディタの場合はカスタムHTMLブロックを使います。

イメージマップのHTMLをペースト
カスタムHTMLブロックにイメージマップのHTMLをペースト

そのままではイメージマップとして機能しないので、画像のURLやクリック時に開くリンク先のURLを修正する必要があります。

修正が必要な部分
修正が必要な部分
  • src="card.png" --- サンプルの画像ファイル名「card.png」を実際の画像のURL(例:http://example.com/card.png)に変更します。
  • href="#" --- 仮に入力されたURL「#」を実際のリンク先URL(例:http://example.com/card1)に変更します。

変更した例は次のようになります。

<img src="http://example.com…略…card.png" usemap="#ImageMap" alt="" />
<map name="ImageMap">
<area shape="rect" coords="401,0,599,267" href="http://example.com/card3" alt="" />
<area shape="rect" coords="203,0,389,262" href="http://example.com/card2" alt="" />
<area shape="rect" coords="1,0,187,262" href="http://example.com/card1" alt="" />
</map>

これで個々の領域がクリック可能なイメージマップが機能するようになります。

イメージマップが機能する
イメージマップが機能する

イメージマップのレスポンシブ対応

イメージマップのレスポンシブ対応にはjQueryのrwdImageMapsライブラリが役立ちます。以下のページからダウンロードして設定してみてください。

jQuery-rwdImageMaps: Responsive Image Maps jQuery Plugin

イメージマップがレスポンシブ対応になります。

レスポンシブ対応したイメージマップ
レスポンシブ対応したイメージマップ

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